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シンプルに質素に暮らす

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心がしんどい時には本を読む

心がしんどくなる時ってありませんか?

度合いは人それぞれとして、しんどくならない人なんているはずないですよね。きっと。

心がしんどい時、私を助けてくれたのは本でした。

 

本を読む

 

 

最近本を読みましたか?

 

子どもの頃から本を読むのは好きでした。
通勤、通学していた頃、行き帰りの読書は楽しみな時間で。『次は何を読もう』と本屋で本を選ぶのも大好きなひとときでした。
それなのにいつの間にか『本を読みたいな』と思うことすら忘れるような毎日になっていて。

あるとき、どうしようもなく心がしんどいなぁと感じることがありました。


ふと『そういえばしばらく本を読んでないな』と思い出し、何気なく図書館に行った――それがきっかけで再び少しずつ本の世界に引き込まれていきました。

作者の方の名前、本のタイトル、装丁、評判。選びかたは毎回異なりましたが、読んでいくうちにそれぞれ心に響く言葉や文があり、知らないうちに心が解されていくような気がしました。

今日の1冊


今日はその中の1冊を紹介したいと思います。

『おそろし 三島屋変調百物語事始』 宮部みゆき 

~心を閉ざした17歳のおちか。江戸中から集められたふしぎ話が、彼女の傷ついた心を溶かしていく。~

私の買った文庫本の帯にはこのように書かれています。
図書館で借りて読んだ後、どうしてもまた読みたくなって買ってしまいました)


人は人知れず心に闇(痛みや寂しさ狡さ、辛いこと)を抱えて生きていること。時にその闇の部分と向かい合い自分の中で戦っていること。自分の中で一生懸命消化しようとしても、消化しきれず、どこかで吐き出したい思いがあること。そしてそういう、人の複雑な心を知ることで『自分だけが特別な痛みを抱えている』と、立ち止まっていた場所から少しずつ進んでみようと気持ちが変化していくこと。


私と主人公の置かれた立場とは異なりますが、その頃の疲弊していた私の心とリンクするようなところがあって夢中で読みました。どれもこれもが心に染み入って、主人公のように私もそのふしぎ話を聞くことで心が変化していくようでした。

また、主人公だけでなく全ての登場人物が自分のようでもあり、不思議な複雑な気持ちになりました。悪に見えるものも善に見えるものも、真底はみんなそう変わらない、違いなんてないんじゃないかと思えました。

 

『語って語り捨て、聞いて聞き捨て』


私はいつも、悩みに対する答えは最終的には自分で導き出すものだと思っています。
考えて、考えて。
相談はほとんどしません。
実は相談できるようになっている時点で答えはほぼ決まっている、誰かに話すことでそれを決定的にしたい、頭の中を整理したいだけなんじゃないのかなと思ってます。


ただそれでも、相談ではなく、とりとめもなくただ話したいときはあります。
聞いてほしいのではなくて、聞き流してほしい。
聞き流してほしいけど、聞いてほしい。

『語って語り捨て、聞いて聞き捨て』

今回紹介した『おそろし』は三島屋変調百物語シリーズの第1弾で、今後、第2、第3弾とおちかがふしぎ話を聞く際にこのフレーズがたびたび出てきます。

聞き手がこの姿勢でいてくれるからこそ、ふしぎ話をしにくる客人たちは心置きなく話をすることができるのでしょうね。
まるでセラピーのように。

 

そう思うと、この話を読んだ私の心が少し軽くなったのも分かる気がします。
もしかすると、そういう力(ちから)がこの本にはあったのかな。私にとっては。

 

とりとめもなく下手な紹介文になってしまい、申し訳ないような恥ずかしいような感じですが。

絵や音楽を鑑賞するのと同じで、同じ本を読んでも捉え方、感じ方はその人やその時の心の具合によって違います。

あなたが読むとどんなふうに感じるのか。

それもまた聞いてみたい気がします。

 

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